【30代の政経】集団愚考の果ての軽減税率…からのハッピーシナリオは描けるのか?

国立理系で社会選択は政経だった香魚です。

色々なところに顔を出しては自分の不勉強さに恥じ入ることが多いけど、
一番自分の無知さを感じるのはここだなーと思うのがうさきたサロンです。。。

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今回は、中田大吾先生に「軽減税率」について教えていただきました。


軽減税率って?
条件に応じて標準よりも低く抑えた税率のこと。


今日気になったこと
まず開口一番に「経済学者が一同口を揃えて軽減税率が大嫌い」「だけど多分施行される流れ」
というところから始まる身もふたもない講義。。。
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物の価格を変え、消費者行動を変容させるにはそれなりの理由がなければならないというのが経済学の大原則で、
それに対して軽減税率は正当な理由(ロジック)がない、というのが殆どの経済学者さんの見解のもよう。

今ターゲットになっている「食」でいえば、低所得者も高所得者も一人当たりにすると同程度の支出なので、
所得の再分配効果は薄いという話は納得。
そりゃものすごいアッパークラスもいるだろうけど、割合で考えると。。。

そして、「所得差」も「時間軸」で考えなければならない、という議論にも納得でした。
めちゃくちゃ稼いでた野球選手が、引退したらその年の収入は減るかもしれない。でもその人は低所得者じゃないよね?
だから、ある断面で見た低所得者の収入における食費の割合が大きいからといって、食費に軽減税率をかける理由には不足ということでした。

総じて、目的(貧困層を救いたい?)に対して軽減税率は妥当とは言えない、という論旨です。
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その目的には、所得に対して福祉給付を図る方が適切だろう、とのこと。
確かに、マイナンバー役立てたいところです。
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でも毎日の買い物のレシートが安くなるほうがお得に感じてしまう大衆の心。。。
その裏で、本当に救うべき人にピンポイントで役立つはずの医療保険・介護保険の合算制度導入が見送りになる…。
これって、本来の目的に対して後退してますよね?というべき人は誰なんでしょう。
そもそも、選挙で軽減税率を支持する人たちのうちどれだけの人たちが
本当に支援を必要とする人たちなんでしょう、というのも疑問です。

じゃあどうすればいいのか
なんとなく、軽減税率導入は既定路線のようなので、
そのあとの未来で、それでも救うべき人を救える方向に軌道修正するにはどうしたらいいのか、
というのを少し考えました。
(これもある意味シナリオプランニングからのバックキャスティング?)

◆納税者として
自分が払っている税額、その使われ方、その徴税コストに関心を持つ。
当たり前のことで恥ずかしいけど、それが今はできていないので。。。

◆システム屋さんとして
少しでも徴税コストを下げられるようなシステム/サービスを生み出す。

◆イノファシとして
その軽減税が結局どのような効果があったのか。
本当に救うべき人が救われているのか。
そういうことを考え、問い、そして施策を修正していくことを求められる社会になるように
こういった問題について対話する場を作っていく。


一つ目ができないと二つ目も三つ目もつながらないので、勉強頑張ります。。。
でも久々に経済用語聞いて面白かったな。ちょっとポジティブに真面目に勉強しようと思いました。


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by ayuhatty | 2015-11-30 00:29 | 政経

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by 香魚(あゆ)