【HRtech】問題行動を起こしやすい社員を見抜くテクノロジーは生産性に寄与するのか?

お久しぶりです。相変わらずの香魚です。

相変わらずHRtechとかに興味津々、ワークスタイルEXPOとか覗いたりしております。
このブログでは今後もそんなこともぽつぽつ取り扱っていきたいと思います。

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で、いきなりですが先日ワークスタイルEXPOで見かけたHRtech製品について。
製品名は出しませんが、その製品は従業員のアンケート回答結果からその従業員の性質を判断し、優秀な社員や問題行動を起こしやすい社員を予測するというもの。

採用活動段階で社員のパフォーマンスがわかるので、生産性高いね、ワーイ!(^^)/

ということなのでしょうが、これに猛烈に違和感を感じるのは私だけでしょうか?


統計的に問題行動を起こしやすい性質。
確かにそういう傾向はあると思います。
一匹狼の技術やタイプは大きな組織の中では時として衝突を招きやすい…とか。

でもそれは、社会において多く見られるタイプの組織で問題を起こしやすいという結果であって、組織の状態が違えば結果も違うはず。
同じ組織の中であってもその組織の成長のスピード段階によっても違うはず。

「組織」と「個人」の関係性あっての結果を個人の性質だけで評価するのは乱暴に感じます。
現段階では個人のレッテル貼りにしかならないなのではないでしょうか。

この製品が簡単な結果を求める人事部さんとか、経営者さんの手に渡ると、自分とあわない価値観を排するという結果を生み出してしまいそうです。
果たしてそれは生産性の向上でしょうか?

多分、アーリーステージにおいての同質性は生産性の向上に寄与するでしょう。
しかし、ある程度成長した組織においては、同質性の生み出す価値だけでは成長が限界を迎え、多様性による価値の創出も必要になってきます。
そのときに、この製品が判断する「問題行動を起こしやすい社員」は同時に「組織に新しい価値を生み出す社員」であるかもしれません。
それを見極めるには、組織の状態を見極め、向かいたい方向性を定める経営戦略が必要です。


というわけで、現段階においてはこの製品にあまり好意的な思いを抱けなかった私です。
しかし、近い将来組織の状態や経営戦略のインプットを踏まえて社員の特性診断、適正配置を行うようにはなるのでしょうね。
個人的にはギャラップ社あたりが用意しているのではないかと思うのですが。。。


踊る魚に餌をぽちっといただけるともっと踊ります♪(*'ω'*)

by ayuhatty | 2017-08-05 20:19 | 経営戦略

ITコンサル/プロジェクト立ち上げ屋/ファシリテーターの冒険の記録です。”多様な「自分らしさ」を生かすことによる「持続可能性」の追求”という個人テーマの追求を目指して試行錯誤。


by 香魚(あゆ)