問いを共有する
65歳の私たちは、どこで何をしているでしょうか?
一億総活躍の世界観では、65歳の私たちもまだまだ生産者であるかもしれません。
また、様々な技術の発展の結果、プロダクトライフサイクルが短くなり、
人間の仕事を技術が代替できるようになり…といったことが起こっていくと、
「職業」の種類も大きく変わっているかもしれません。
そんな世界で、65歳の私たちは、どこで何をしているでしょうか?
ペアトークで、未来に思いを馳せていただきました。
・今とは違う形で、誰かをサポートするような仕事をしている、かも
・おしゃれな海辺のカフェみたいな自分のホーム(拠点)を持ちながら、
いろいろなところに人を訪ねたり働いたりするような生活をしている、かも
・企業の定年は70歳以上になっている、かも
・でも今の会社じゃないところにいる、かも
・今の会社を中心に、ほかの会社ともかかわっていくような仕事の仕方をしている、かも
#イノファシメンバーも多く、そもそもテーマに関心がある人だったので、この辺りは盛り上がりやすかったかな。
様々な未来の姿の中、参加者と社会の関わり方が描かれていきました。
どんな関係性の中で「働く」?
企業で働く上で、企業と個人が同じ目標を見つめていたい―。
セッションオーナーである私の問題意識に対して、一つの在り方を示してくれたのが
シリコンバレーに出現しつつある「ALLIANCE」の考え方でした。
企業と個人がお互いの価値を高めあうために協力し合う、相互互恵的な関係性。
期間を区切って、信頼を積み重ねていくことで関係性を続けていく「働き方」。
それが実現できれば、出産・育児や介護といったライフスタイルに合わせた「働き方」、
つまり自分らしい「働き方」に近づけていけるのではないでしょうか。
そんな想いを、共有させていただきました。
関係性をつくる
どうすれば、一緒に「働く」相手と同じビジョンを目指していける?
信頼を積み重ねていく働き方を実現するためには、
お互いの価値観をすり合わせるプロセスが非常に重要となります。
そのためには、まず、相手の価値観を理解することが必要です。
そこで、以下の手順で、参加者の皆さんが大事にしている「価値観」を言葉にしてもらいました。
・尊敬する人物を3名挙げる
・それぞれの人物について、尊敬するポイントを3つ挙げる
皆が知っている人、身近な人。
ビジネスパーソンとしての観点、個人としての観点。
一人9つの「価値観」から、参加者それぞれの「想い」を知ることができ、
とても豊かな時間となりました。
#最初の設計では、ここは共有の時間をそんなにとらないつもりだったのですが
#皆さんのアウトプットを見ていたら、本当に多様だったのでじっくり共有すべきだ…と思い直し、変更しました。
#そして、ここから先はすべてアドリブになりました・・・。
プロトタイピングする
大事にしたい「価値観」をベースに関係性を築くには?
「価値観」をベースにして、互恵的関係性を築く未来を体感してみる目的で
「価値観」ベースの「未来面談」をロールプレイしてもらいました。
相手の「価値観」を知っている状態で、面談を進める中で、
相手の「価値観」を掘り下げ、自身の「価値観」との重ね合わせを広げ
最終的にALLIANCEの締結書を作る…ということができれば、と思っていましたが
だいぶ準備不足だったのでそこまでには至らず。。。
#ただ、ALLIANCEの締結書の簡単なひな形を作っておいて、
#参加者にそれぞれ与えておいた上でなら
#もう少しなんとかなったんじゃないかな…。
#必ずやリベンジしたいと思います。。。
アクションを生み出す
65歳のHAPPYな私たちから、今の私たちへのエール。
「価値観」をベースに関係性を築いていく社会の可能性を感じたところで、
そんな未来に住まう私たちを想像し、今の私たちへのエールを送ってもらいました。
今の「価値観」を大事に走れというエールもあれば、
今の「価値観」に+αすることを示唆するエールも。
一人一人の「価値観」を大切にしつつ、関係性を築いてく未来に向けて
今日「価値観」を共有しあったメンバーは協力関係を築いていきましょう!
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そんなわけで、最初に設計したプログラムデザインからのずれを修正しきれなかったセッションでした。
最初の構成を捨てる判断をできたこと自体はよかったと思うんですけどね。
複数プログラムデザインを想定しておいて、切り替えていくようなことができないといかんな、と学びました。
前半の流れに皆さんが乗ってくれたところから、テーマ自体の面白みは自信をもっているので
同じテーマでもう少し深めていきたいなと思います。